第10 回 国家資格 キャリアコンサルタント試験 学科試験

問1 「平成 29 年度能力開発基本調査」(厚生労働省)で示されるキャリアコンサルティングを行うしくみの導入状況に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。

  1. しくみを導入している事業所は、ここ 3 年間、7 割程度で推移している。
  2. キャリアコンサルティングの導入比率が最も高いのは、産業別でみると「建設業」である。
  3. しくみの導入の目的として最も比率が高いのは、「労働者の仕事に対する意識を高め、職場の活性化を図るため」である。
  4. しくみを導入している事業所が挙げる問題点の内訳として最も比率が高いのは、「ニーズに合ったキャリアコンサルタントを探すことが難しい」である。

結果

解説:能力開発基本調査は、最頻出と言って良い資料です。必ず資料をダウンロードし、何度も読み返しておきましょう。特に調査項目の「1位」を確認しましょう。[第1回問17、第2回問2、第4回問17、第5回問3、第6回問16、第7回問17、第8回問17、第9回問3、問17、第10回問1、第11回問17] 平成29年度能力開発基本調査 平成30年度能力開発基本調査

  1. ×:正社員に対して導入している事業所は38.1%、正社員以外に対して導入している事業所は26.6%である。【29年度P21】 正社員に対して導入している事業所は44.0%、正社員以外に対して導入している事業所は28.0%である。【30年度P23】
  2. ×:1位は金融業、保険業で80.3%である。建設業は正社員で42.2%、正社員以外で24.2%である。【29年度P22】 1位は金融業、保険業で88.4%である。建設業は正社員で46.2%、正社員以外で25.9%である。【30年度P23】
  3. ○:導入の目的の1位は、「労働者の仕事に対する意識を高め、職場の活性化を図るため」である。【29年度P23】 導入の目的の1位は、「労働者の仕事に対する意識を高め、職場の活性化を図るため」である。【30年度P25】
  4. ×:問題点の内訳の1位は、正社員、正社員以外ともに「労働者からのキャリアに関する相談件数が少ない」である。【29年度P24】 問題点の内訳の1位は、正社員では「労働者がキャリアに関する相談をする時間を確保することが難しい」であり、正社員以外では「労働者からのキャリアに関する相談件数が少ない」である。【30年度P26】
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